人生100年時代
「やったー!長生きできそう!」
なんて喜んでる場合じゃありません。
”長生きしてしまうリスク”
これが高確率で当たる社会がそこまで来てるってこと。
そもそも年金というシステムは、
働けなくなる年齢まで長生きしてしまうリスク
これを補うために
現役世代から集めたお金の一部は
年金システムが破綻しないよう積立金として投資で運用され、
残りと過去に積立てられたお金をつかって
”同じ時代”に生きる高齢者を支える
財政方式という相互扶助のかたちから成っています。
このシステムは根本的に3人、4人、5人と
”長生きしてしまうリスク”に対して、
騎馬戦のように数人でひとりを支える前提
で考えられた仕組みでした。
だから支給される年金だけでも生活できた。
つまり、
現代のような長い平均寿命を想定されていなかった。
ひとりが受給する期間の想定外の長さ、
寿命が長くなり受給者が想定外に増大。
そんな想定外の時代が人生100年時代。
老後2,000万円問題とは?
「あんたそのまま公的年金だけをあてにしてたら、老後2,000万円も足りんくなりまっせ?」
気を付けなはれや!!
政府が言いたかったのは、本当はこの
「気を付けて!」っていう注意喚起だったみたいですね。
そのために”老後2,000万円問題”っていう
キャッチコピーを打ち出したら
「へー。年金の問題は放置する気ですか?」
って野党がガヤ入れて揚げ足取ったから、
好き勝手報道されてワヤなってたというはなし。
先ほどおはなしした”人生100年時代”
想定外の長生きしてしまうリスクが上がる時代といいました。
それに拍車をかけるのが”超”少子高齢化社会。
これ、思った以上に恐ろしい問題でした。
知れば知るほど「この国滅びるんじゃないかな?」
って未来が暗くなっちゃう。これはまた後日詳しく…
さて、この超少子高齢化社会、
年金のシステムを
騎馬戦から肩車へと悪化させていきます。
なんと2050年には1.3人でひとりを支える計算になるそうです。
この問題に策を講じるため、政府が舵を取ったのが
老後2,000万円問題というキャッチコピーでした。
つみたてNISA と iDeCo
政府が舵を取ったということは
時代のながれが変わったということ。
通常、投資で得た収入には20%の所得税がかかりますが、
これを非課税、
税金がかからない制度を政府が準備した。
それがNISAとiDeCo
「もう今までの制度じゃ国はもたなくなったから
支援はするから自分でも老後の備えはしておいてね」
老後の面倒は国や会社がみてくれる
そんな時代はもう終わったということ。
そんな国からのメッセージが制度として送られてきています。
風向きは変わった。
帆を揚げて直進するか
舵をきって風に乗るか
船長はあなた自身です!
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