こんにちは。みやさんです!
今日は、『複利』とは一体何か?
敵なのか?味方なのか?
金利の話をさらに深掘りしようと思います。
結論から言います!
『複利』は
何がなんでも!是が非でも!
絶対に味方に付いてもらうべき代物です!
トランプの大富豪でいうところのジョーカーと同じくらい、
敵の手に渡ってしまうとえらい目に遭ってしまうような、
それくらいに大切に、慎重に扱いたい切り札的な存在です。
それでは、なぜ『複利』を味方にすべきなのか?
なぜ敵に回してはいけないのか?について解説していきます!
単利と複利の違い
前回までさんざん金利のお話をしてきましたが、
結局どういうことが起きてるの?っていう感じで
まだちょっと上手く掴めてない人もいるかと思います。
そもそも金利とは、
借りたり貸したりしたお金の元金に対して発生する利息のことで、
どれくらいの(何パーセントの)利息が発生するか?といった割合のことを利率といったり、利息が発生する頻度が1年おきのものであれば年利といったりします。
利子だの利息だの金利だの利率だの…
難しくて「ぎゃーーー」ってなって思考停止になるくらいだったら、
もはや全部一緒^^って思ってもいいかもしれません(笑)
少なくとも僕は「ぎゃーーー」ってなったら
脳みそに入ってこなくなるタイプだったので…(汗)
大切なのはこんな単語ではなくて、その先ですからね^^;
では、ここから深掘りしていきしょう!
『複利』
前回まで触れてきた銀行の預金金利ですけど、
通帳に記載された 【利息 1円】 っていう勘定科目って、
いつの間にか預けてるお金に紛れ込んでは、預金と化してません?
そして翌年には、もともと預けていたお金にその利息も含めた
合計金額に対して金利の0.001%が掛かる・・・
これこそが複利っていう現象です!!!
1回目、もともと預けていたお金(元本)に利子が付く
2回目、(元本+1回目の利子)に対して利子が付く
3回目、(元本+1回目の利子+2回目の利子)に対して利子が付く
・・・っと、運用を続ける限りず~っと
(元本+利子)× 利率
っていう状態が続くわけです。
それでもまだイメージが湧かないって方!
100万円でも1,000万円でもなんでもいいので、
電卓でそれに1.05を掛けて、何度も”=”を押してください!
めっちゃ増えますよね?
一体なにが起きているかと言うと、
5%の利率で複利で運用している状態を電卓上で再現しています。
そして、”=”を押した回数が、経過した年数ですね!
このように、元本に利子が付くことで総額が増え、
翌年には増えた利子の部分にも、もろとも利子を付けてくれるのが
『複利』の効果となります。
『単利』
それでは、次に『単利』について説明していきます。
複利が分かってしまえばこれは簡単です!
単利は、何年経っても、元本のみに利子が付きます。
例えば、100万円を5%の単利で運用したとすると、
1年目、元本100万円×5% =1,050,000円
2年目、元本100万円×5%+前年の利子 =1,100,000円
3年目、元本100万円×5%+前年までの利子=1,150,000円
・・・と、こんな感じ。
これを再度、電卓で再現しようとすると、
先に利子を計算したうえ、元本+利子に”=”を何度も押しましょう!
指数関数的に増えていく『複利』の力には負けますが、
『単利』も経過年数に比例して少しずつ増えていきます。
地獄のループ『複利』が敵の手に渡ったら
ここまで【金利】について深掘りしてきました。
ここまで読んでいただいた方は『複利』を味方に付けることで、
いかに高速でお金が増えていくかご理解いただけたんじゃないでしょうか!
さて、この『複利』について、かの天才物理学者である、
アルベルト・アインシュタイン氏はこう仰っています。
「『複利』は人類最大の発明である」
相対性理論の、あの、アインシュタインです!
『複利』って最近の流行りの言葉かと思っていましたが、
そんな大昔からその概念は発見されていたんですね。
そしてその人類最大の発明品、伝家の宝刀『複利』を
知らず知らずの内に、敵の手に渡してしまうとはどういうことなのか?
どんな未来が待っているのか?解説しようと思います。
『複利』は借金に対しても発動・・・する?
先にお断りをいれておくと、すべての借金が複利方式なのか、
また、完全なる複利方式なのか一概には言えないようです。
「複利だ!」って言おうと思っていたし、
「複利だ!」って言ってる人もそうでない人もいるので精査が必要です。
…と、先に答えは言っちゃったんですが(笑)
そうです!敵の手に『複利』を渡してしまう状態というのは?
借金のことですね!
しかも質の悪いことに、奴らは”借金”とは名乗ってきません。
”マイカーローン”、”リボ払い”なんて横文字でカッコよくCMで流れてたり、
”奨学金”なんて、あたかも良い奴のようにその名前を変えて現れます。
厳密に言うと、住宅ローンやマイカーローン、奨学金もかな?
は、”元利均等返済”と”元金均等返済”という方式があるようです。
たしかに、これらの返済額は毎月一定ですから、
単純に『複利』か『単利』が働いていたら、毎年の返済する額が減るはず・・・
ブログを書きながら間違いに気付いてしまったので、路線変更してますが(笑)
ただ、投資も借金も共通して言えることは、”時間”です!!
投資の基本は”長期投資”でしたね?
折れない心をもって、とにかく継続すること!途中で辞めないこと!です。
これは、先ほど電卓で実験をしたように、
できるだけ多く” = ”を押すためです。できるだけ長く”年数”をかけるためです。
要するに、” = ”を押せば押すだけグングン金額が大きくなったように、
年数をかけて『複利』のチカラを最大限に発揮するために”長期投資”が必要になります。
しかしながら、借金の場合に、同じように”時間”をかけるとどうなるでしょう?
”年数”をかけただけ、” = ”お押した分だけ返済する額が増えていきます。
借りた額以上の「謎のお金」を上乗せして永遠と払い続けなくてはなりません。
ましてや、味方してくれる『複利』様の年率も、せいぜい、良くても9%くらいです。
それに比べて、ひとたび敵の手に渡ってしまったら、
カードローンやリボ払いなんかの年率は13~14%なんて、
広告やCMで平気で言ってますよね?
その調子で仮に『複利』で返済額が増えてしまったとしたら、
もう永遠に借金を払い終わることは無くなります。
酷い話ですが、これが彼らのビジネスなんですね。。
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